Sonrisa-Babyの安全性への取り組みとTwitterの話題について

8月7日を起点として、昨年アメリカで琥珀のベビー用歯固めネックレスが原因でお昼寝中の赤ちゃんが窒息死してしまった事故を受け、主にTwitterで「歯固めジュエリーの危険性」についての話題が拡散しております。

その中で、一つの誤解から当店の歯固めネックレスをご紹介下さったたまひよオンラインさんの記事に多数の批判が寄せられ、ツイートの流れから当店のネックレスが死亡事故の原因商品のように見える形でツイートが拡散しているというご連絡を、歯固めジュエリー*(注1) の制作・ワークショップ等を行なっている認定資格団体の講師の方から頂きました。

注1)  歯固め用シリコンビーズを用いたストラップやシューズクリップ等を含むハンドメイド作品の総称。商標登録中の用語との事です。

なお現在、たまひよオンラインさんの該当記事には多数の批判が寄せられた事から「記事内の商品の安全性が確認できないため非公開とさせて頂きました」と非公開になっております。

これら一連の事実を受け、騒動の渦中にいる当事者として
 ① 米国死亡事故の事実確認
 ②Twitterでの情報拡散の経緯  
 ③当店の安全性への取り組みについて  
 ④当店の想いと今後の対応について
をまとめましたので、こちらに記載します。

米国死亡事故の事実確認

ご連絡頂いた内容に基づきTwitterを検索した結果、まずアメリカにおいて以下のような事故や注意喚起がなされている事がわかりました。

  • アメリカで18ヶ月の赤ちゃんがお昼寝中に琥珀のベビー用歯固めネックレスが原因で窒息死するという事故があった。
  • 7ヶ月の赤ちゃんが木製の歯固めブレスレットのビーズを誤飲し窒息、病院に運ばれた事故があった。
  • これらの事故を受け、FDA(アメリカ食品医薬品局)より、歯固めジュエリー(琥珀・木・大理石・シリコン等で作られた歯固めを目的とするネックレスやブレスレット、アンクレット)の危険性を喚起する報告が挙げられた。

FDAの注意喚起 -歯固めジュエリーの危険性と事故について

Today, the FDA issued a safety communication after receiving a small number of medical device reports, including one death. One report involved a 7-month old child who choked on the beads of a wooden teething bracelet while under parental supervision and was taken to the hospital, and another involved an 18-month old child who was strangled to death by his amber teething necklace during a nap.

FDA warns about safety risks of teething necklaces, bracelets to relieve teething pain or to provide sensory stimulationt

そして歯固めネックレスの死亡事故についてさらに調べてみたところ、アメリカでは琥珀のビーズを繋いだ「赤ちゃんが身につける歯固めネックレスやブレスレット、アンクレット」が販売されており、この死亡事故のケースは赤ちゃんの首に琥珀のベビー用歯固めネックレスをつけたままお昼寝した際の窒息事故だった事がわかりました。

teething necklace riskで検索した場合の画像一覧

また、この事故をきっかけに海外でも赤ちゃんが着用するタイプの歯固めネックレスの危険性について指摘する記事がいくつか上がっており、FDAも歯固めジュエリーの使用に関する注意喚起の中で、「歯のむずがゆさを軽減する目的で使用されるネックレスやブレスレット等の歯固めジュエリーを幼児が使用する事は推奨しない」と述べています。

FDAの注意喚起記事 -歯固めジュエリーの使用する場合の注意点
The FDA is alerting parents, caregivers, and health care providers that necklaces, bracelets, and other jewelry marketed for relieving teething pain should not be used with infants or to provide sensory stimulation to persons with special needs, such as autism or attention-deficit/hyperactivity disorder. Such use could lead to strangulation, choking, serious injuries, or death. The safety and effectiveness of teething jewelry to treat teething pain and/or provide sensory stimulation have not been established.

FDA Warns Against Use of Teething Necklaces, Bracelets, and Other Jewelry Marketed for Relieving Teething Pain or Providing Sensory Stimulation: FDA Safety Communication

死亡事故につながったアンバー(琥珀) のベビー用歯固めネックレスの海外記事の事例についてもいかにいくつかをご紹介いたします。
Top Five Reasons Why Amber Teething Necklaces Are A Bad Idea
Do Amber Teething Necklaces Work and Are They Worth the Risk?
Amber Teething Necklaces Linked to Toddler’s Death

Twitterでの情報拡散の経緯

次に、上記のFDAの注意喚起が2018年12月に発表されて半年以上が経過した今月になってこの話題が日本のTwitter内で拡散され始めた経緯をまとめます。

Twitterを「#歯固め」で検索してツイートの流れを追ってみたところ、8月初めに医療関係専門家の方が国内で販売されているハンドメイドの歯固めジュエリーについて「破損した際にはビーズの誤飲による事故の危険性がある」という注意喚起として、海外事例としてFDAの記事を翻訳・紹介されたブログのツイートが起点となり、幅広い方向に拡散していった流れが見えて来ました。

そのブログ記事はFDAの注意喚起記事の内容をわかりやすく要約・解説されており、「歯固めジュエリー」という言葉についても「あくまでも”Teething jewelry” =「歯固めジュエリー」という翻訳であり、特定の商品を指しているものではない」という注釈や、「今、なんらかの歯固めジュエリーを使っている方を責めるための記事ではない」と記載されています。

ただ、解説する過程で記事中の死亡事故の記載が、原文の「another involved an 18-month old child who was strangled to death by his amber teething necklace during a nap.の部分について昼寝中に18ヵ月(1歳半)の子の首がしまって死亡したという報告があります。」というように、「amber teething necklace – 琥珀の歯固めネックレス」の訳が省略されておりました。

これは単に「琥珀の歯固めネックレス」が国内で販売されているシリコンの歯固めネックレスとは違う赤ちゃんに着用させるものだとご存じなかったために、あえて「琥珀の」と注釈する必要性を感じなかっただけの事だと推察しますが、運の悪い事にこの一文が発端となり、事実があらぬ方向に展開するきっかけとなってしまったようです。

こちらの画像はこちらのサイトより購入しております。
こちらの画像はこちらのサイトより購入しております。
留め具はねじ込み式であり、すぐには外れない構造の様です。

この画像をご覧いただけばお分かりいただけますように、アメリカの死亡事故につながった「赤ちゃん用の歯固めネックレス」と当店及び他のハンドメイド作家さんが制作している「ママ向けの歯固めネックレス」および「歯固めジュエリー」は、使用目的も製法も全く別のものです。

こちらの画像はこちらのサイトより購入しております。
ネックレスは赤ちゃんが首につけて使用する目的のもので、ママが着用する想定ではありません。

実際には全く別のものによる痛ましい事故ですが、ブログの文頭で「カラフルなビーズをつなげてできた、ハンドメイドサイトで売られていたり、歯固めジュエリー作りのワークショップが行われているシリコンのもの」と明記されていたため、「歯固めジュエリー」=「シリコンの歯固めネックレス」という誤解が生まれてしまいました。

そしてこの記事を読んで「歯固めネックレス」で検索した方が「たまひよオンライン」さんの記事にたどり着き、「アメリカで死亡事故も起きているような危険なものを安全性の確認もなく掲載するのはどうか」という批判ツイートにつながりました。

その結果、一時期はたまひよさんに掲載された当店のネックレス画像が「死亡事故も起きている歯固めネックレス」という形で拡散したという流れです。

注)8/20日に上記ブログで事故の原因となったのは琥珀のベビー用ネックレスであるという記事修正と写真掲載を対応頂きました。
現在はこのブログをきっかけとする誤解は生じないものと思います。

違うんだけどなあ。。。

そしてさらには、ツイートの対象も本来の歯固めジュエリーの危険性への議論を離れ、歯固めジュエリーの認定資格団体やワークショップの様子へのコメント、ハンドメイド作家全体へのコメント、ハンドメイド販売や他分野のビジネスへのコメントなど、幅広い内容に変化して拡大している事を確認しております。
(いわゆる「炎上」という状況だと思います。)

現時点では直接当店に対しての批判等は確認しておりませんが、ベネッセ様に多大なご迷惑をおかけしている状況であると共に、他にも同様のご紹介記事を掲載していただいたWebメディア様やフリーペーパー様等に同様のご迷惑がかからないかを大変危惧しております。

上記の状況より、当店としてはSONRISA Handmade Accessories運営時の同業者の方からの度重なる商品の模倣やコンセプトの盗用等の苦い経験を経て「製作方法は守るべき企業秘密である」との認識で非公開としておりました該当商品の製法や強度テストの内容等についても一部を公開し、現時点で私が把握しているご批判やツイート等への回答という形で当店の安全性への取り組み、及び、今後どのように対応するかについてまとめます。

当店の安全性への取り組みについて 

素材の危険性への認識について

まず初めにTwitterを 「#歯固め」で検索した内容を遡って議論の内容を整理します。投稿者の特定につなげる事は本意でないため、原文のコピーではなく文体を変えております事をご了承ください。

  • アメリカで歯固めジュエリーで死亡事故が起きてるみたい。日本でも最近よく見るけど危ないと思ってた。
  • 歯固めジュエリーで検索してみたら、これ誤飲した完全に危険でしょ。
  • 誤飲だけじゃなく、ネックレスって巻きついたりしても窒息の原因になるし、切れないぐらい丈夫ならお母さんの首も危ないのでは?

これらのご意見につきまして、当店の商品を含め、現在日本で販売されている「歯固めジュエリー」全般の危険性については、実際に万が一紐が切れたり解けた場合の誤飲の危険性、そして紐が絡まった時の怪我や窒息の危険性についてはまさにそのご指摘の通りだと思います

誰がどこからどう見ても誤飲したら危険でしかないサイズの素材が含まれます。

歯固めジュエリーは現在MinneやCreema、Baseを含む多数の個人により販売されており、それらの画像の中には確かに1重にしかコードが通っていないものや、細すぎるのでは?と思われるコードのものもあるようです。

Twitter上のご指摘の中にも、シューズクリップ等の商品の一部に「ビーズをひっぱったらコードの結び目が穴を通り抜けて外れてしまった」という不良品の例がツイートされており、そういった画像をご覧になった方からの危険性へのご指摘は当然の事かと思います。

しかしながら、当店を含め多くの責任をもって制作販売している事業者は、自身も育児中のママであるケースがほとんどです。

それゆえ、商品の安全性を高めるために素材の強度や制作方法にこだわり、強度や耐久性のテスト等を独自に行った上、ご使用上の注意と共に商品販売をしている方がほとんどです。

次に、具体的な当店商品の安全設計について記載いたします。

当店の各商品の製作方法と設計について

歯固めおもちゃの設計について

当店の歯固めおもちゃは、抱っこの状況以外でも赤ちゃんが直接握って遊ぶおもちゃという想定で、ラトル(カラカラと音のなるおもちゃ)の役割と歯固めの役割を一体化させた設計です。

製法としては、耐久性の高い1.5mm以上の太さのポリエステルコードを2重で使用し、それぞれほどけ難い特殊な結び方で3重に結び、あえて端の長さを残してカットし、結び目をビーズの中に入れ込んで仕上げております。

8/23日追記:コードを2重にする事で、万が一どちらかが切れたり解けたりしてもただちにビーズが外れてしまって誤飲につながる可能性を防ぎます。
このように作る事で、通常の使用で劣化等の原因で2本同時に解ける、または2本同時に切れるという可能性は限りなくゼロに近いと考えております。
考えうるケースとしてはハサミ等でコードが2本とも切断される場合がありますが、商品説明ページや商品パッケージ裏面の「ご使用上の注意」等にも、「小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、ハサミなどで誤って商品のコードを切ってしまったり、傷つけてしまうことのないようにくれぐれもご注意下さい。」と記載して注意喚起しております。

コードの太さについてはウッドビーズの端での摩擦に耐える太さを必要とする事から一定以上の太さがある1.5mmのコードを選定し、紐を3本にしない理由としては水洗いした時のビーズ内での乾燥に支障をきたす事から2本での制作に決定しております。

(コードが切れる要因として引っ張る力が加わる事で結び目が解けるケースの他に、ウッドビーズの端に擦れてコードが劣化する事を主に想定しております。)

歯固めブレスレットの設計について

まず初めに、当店の歯固めブレスレットは大人用である事を明記いたします。

女性のファッションアイテムとしてのデザイン性、着脱のしやすさと抱っこ等をするときの肌当たりの良さも重視して設計しており、赤ちゃんの歯固めとして使用されるのは上記の歯固めおもちゃと比較すると一時的な代替品としての使用(お出かけの時に一時的にこのブレスレットを歯固めの代用品として遊ばせる)を想定しております。

ウーリーゴムを2重にする事で強く引っ張った際にも切れにくい仕様です。

歯固めブレスレットはパワーストーンブレスレット等に使用されるポリウレタンゴム等ではなく、子供用のヘアゴム等に利用されるウーリーゴム(ゴムの周りを繊維で編んだもので覆ってあるもの)を2重に使用し、それぞれのゴムを特殊な結び方で3重に結んで制作しております。

ウーリーゴムの場合、中のゴムが劣化等の原因で切れた際も外側の繊維部分が切れにくく、他のゴムに比べてビーズがばらけにくい設計です。ウーリーゴムの太さも、ビーズを含めて2本を通せる最太サイズを選んでおります。

ただ、ゴムという素材の性質上、引っ張り強度はポリエステルコードやコットンコードには劣ります。

歯固めネックレスの設計について

Teether Necklace – Wood のグレー。
アイボリーもございます。

まず初めに、当店の歯固めネックレスは大人用である事を明記いたします。

当店の歯固めネックレスはママが赤ちゃんを抱っこした状態での使用を前提としており、ママがつけているネックレスを抱っこしたまま歯固めがわりにできるというコンセプトと、「赤ちゃんに引っ張られても切れない」という耐荷重性にこだわってパーツと製作法の選定を行っております。

全てのネックレスは最長で75cmほどの長さですが、金属パーツの中にシリコンパーツが内蔵されているスライダービーズで両はしの紐を引っ張って長さを調整する形となっており、通常赤ちゃんを抱っこした状態でのネックレスの長さは45〜55cmほどでのご使用を想定しています。(ちょうど鎖骨から胸元にかかる長さとなり、紐の余裕が20cmほどある状態となります。)

Teether necklace -Big の着用イメージ。
デザインのバランス的にも45~55cm程度での着用を想定しています。

Twitter等でのご指摘の中に、

  • 逆に「切れない強度」と言うことは赤ちゃんがこのネックレスを引っ張った時にお母さんの首も危ないのでは?

というご心配の声もありましたが、想定している長さのご使用の場合は紐の余裕が20cmほどあるため、赤ちゃんが急に引っ張った場合もネックレス自体が伸び、直接強い衝撃がかかりにくい設計となっております。

もちろん、75cmの最長の長さの状態で、例えば立っちしている赤ちゃんがママのネックレスにぶらさがるように引っ張った・・などの場合には負荷がかかる可能性がありますが、全ての可能性をどこまで網羅的にカバーするのかという点からも様々に検討した結果75cmほどがベストという結論に至り、現在の長さに決定致しました。

中央のスライダービーズの中にシリコンが内蔵されており、
両はしの紐を引っ張る事で長さを調節します。
コードの端にはスライダービーズを通らないサイズのビーズを通しております。

またコードの両端にはスライダービーズの金属パーツ部分の直径を超えるサイズのビーズを通して固結びしており、万が一強く引っ張る力が加わった際にもスライダービーズを通り抜けてばらける事のない作りです。

全ての歯固めネックレスの製法は共通しており、耐荷重性テストとして4kgの重量を18時間に渡って吊り下げてもパーツの破損やコードの切断がない事が確認済みです。

コットンパールのコードネックレス
8年前の立ち上げ当初から「赤ちゃんに引っ張られても切れないネックレス」の定番です。

しかし逆に、赤ちゃんの体重に近い重量がかかっても切れない作りであるため、小さなお子様のご使用は重大な事故につながる危険性がございますので絶対におやめ下さい、という記述を商品ページ及び同封する取り扱い説明書に記載しております。

Twitterの中では「この使用上の注意」や「赤ちゃんから目を離さないで下さい」という記載、免責事項としての「お客様のご使用中の事故に関しては一切の責任を負いかねます」といった記載について、他団体様へのコメントの中に「安心安全をうたっておきながら『破損による事故には一切責任を負わない』という姿勢はどうなのか」というご批判もあるようです。
この点について、次に考えをまとめさせて頂きます。

ご使用上のご注意と免責事項について

先述した通り、免責事項を掲げている事で「安心安全をうたっておきながら『破損による事故には一切責任を負わない』という姿勢はどうなのか」というご指摘がTwitter上で他団体様に寄せられており、それは当店も例外ではないと認識しております。

Sonrisa-Baby立ち上げ前のシールですが、歯固め系の全ての商品の裏面に
「パーツの誤飲を防ぐため紐やゴムの緩みや各パーツの劣化等がないか定期的にご確認下さい」
「コットンコードのネックレスは強度が優れているため、小さなお子様の事につながる事の
ないよう、保管には特別にご注意下さい」などのご案内を添付しております。

当店の歯固め商品は全て、商品ページ内にご使用上の注意や免責事項について記載しているだけでなくギフトとして贈られた方や将来的な卸販売を想定し商品ページをご覧になった事のない方にもきちんと商品説明が届くようにパッケージの裏面に当シリーズのご説明とご使用時の注意事項、お手入れ方法、および免責事項と御修理・メンテナンスの際のご連絡先を記載しております。

またそれと合わせて、オンラインショップのご注文時には全ての配送にパンフレットを添え、その中でも同様のご案内を差し上げております。

必要な情報が正しくお客様に届くように、
様々な工夫を重ねてご使用時のご注意をお届けする努力をしております。

しかしながら、事業者としては製品出荷時の安全性について様々な角度から検証・検品し、正しい使い方やご注意いただきたい点について丁寧にお伝えした後は、お客様がご自身とお子様のために最適な使用方法でお使いくださるという信頼の元でご利用を委ねる事となり、ハンドメイド以外のどのような事業者の商品であっても一定の免責事項は記載されている事から、安全性に最善を尽くした最後はこのような記載になる事をご理解いただきたいとも思います。

現在このページ制作と並行して、よりわかりやすい「安全にお使いいただくために」というページを準備し、実際にご使用いただく際の注意喚起を行って参りたいと考えておりますので、今しばらくお待ちいただけましたら幸いです。
(写真またはイラストを準備し、より視覚的にわかりやすいページを想定しておりますが、現在は1人での2店舗運営となりますためお時間はご容赦下さい。)

最後に、「万が一解けて誤飲した場合危険なサイズのビーズだと認識しながら、その素材を用いたハンドメイド商品を販売している理由」について、SONRISA Accessories及びSonrisa-Babyを立ち上げた際の想いと、今後の対応を書いて終わりにしたいと思います。

当店の想いと今後の対応について

Twitterの中のご意見に、「子どもを危険にさらしてまでおしゃれしたいのかな。育児中なんだからアクセサリーぐらい諦めたら?」といったご意見や、「ママなんだから子供の安全第一は当たり前」「ママでもおしゃれ!を必要以上に発信する事でおしゃれじゃなくちゃ・・というプレッシャーにならないのか」(投稿者の特定を防ぐため、コメントのコピーではなく全て表現を変えております)といったご意見もいくつか寄せられておりました。

Twitterでご指摘くださった皆さまと同様に、
私にとっても家族と子供の安心・安全が自分のオシャレよりも重要です。

それについては、私自身もまずは子ども達の安全・安心と家族の幸せを第一として暮らしておりますので、「子どもを危険にさらしてまでおしゃれがしたい」とは思いません。

しかしながら、もし、きちんと使えば安心安全に使えるアイテムがあるのであれば、育児中のママの「小さな我慢」を減らせるのではないかな?と思っています。

なぜなら、ママになった幸せと引き換えに私たちは色々と「小さな我慢」をもう十分なほどしていませんか?

お気に入りのカフェで飲む1杯のカプチーノ。
娘たちが赤ちゃんだった頃、
「あー。はやくゆっくりカフェでカプチーノ飲みたい。」と思っていました。

私はお酒が弱いので妊娠中も授乳中もお酒を飲めない事は全然辛くなかったのですが、大好きなコーヒーが飲めないのは辛かった。

旅行が大好きだったママは旅行に行けない事が。
スポーツをしていたママは運動出来ない事が。
仕事を続けたかったママは働けない事が。
食べ歩きが好きだったママは好きなお店に行けない事が。

それぞれとても辛かったそうです。

それらの辛さと、オシャレが好きだったママが好きな服を着れない、アクセサリーもつけられないのが辛かった・・・という気持ちは、私は同列だと思います。

好きなものは人それぞれ。
何を基準に何を選ぶかという価値観も、人それぞれ。
私はその多様性と自由は、とても大切なものとして尊重したい。

「赤ちゃんに引っ張られても切れないネックレスを作ればいいんだ!」と閃いた時のイメージ。
一生忘れないほどの、私にとっては大切な瞬間です。

私がSONRISAを立ち上げ、ママ向けのアクセサリーを作ろうと思った原点は、私自身が育児期に「あーーーーーーー。好きな服も着れないし、アクセの一個もつけられないってなぁー。。」と、自分の服装一つ自由にできない事にストレスを感じた事がきっかけです。

だからこそ、「赤ちゃんに引っ張られても切れないネックレスを作ればいいんだ!!」と気付いた時のワクワクした気持ちといったら、一生忘れないほどに強いものでした。

シリコンビーズっぽさも極力排除したTeether Necklace – Small
赤ちゃんを抱っこしていたって、気をつけてオシャレしてもいいじゃないかと、私は思います。

「ママなんだから」「育児中はこれぐらい我慢するべき」という無数の小さな我慢が増えるママに、ちょっとした「自分をハッピーにするためのもの」を届けたい。

自分のご機嫌を自分で取るために。
赤ちゃんとの毎日を、もっと楽に、もっと楽しく。

それはSONRISAを立ち上げた8年前からの、ここだけは唯一ぶれた事のない、私の原点です。

美しいもの・心地いいもの・美味しいもの 大好きです。

どうしても我慢するしかない事はたくさんあるけれど、技術の進歩や社会の変化で今提供できるものがあるならばそれぞれの価値観でものを選び、それぞれの責任のもとにおいて好きに活用して頂けたら、それはシンプルにハッピーだと私は思います。

何かに疲れた時。
気持ちを上げたい時に、「美味しいもの」「美しいもの」「心地いいもの」は人を元気にします。

「こんなの欲しかった!」は何名ものお客様からいただいたご要望でもあり、
あの頃の私の声でもあります。

今回、これだけ「歯固めジュエリー」を取り巻く様々なことが議論になったのも、それが「絶対に必要なもの」でないことと、「ママのための可愛い」を「赤ちゃんの安全性」よりも優先していると映ったからかな・・と感じています。

多数のご批判があるかもしれない覚悟の上で、あえて私の思いを書くと、

「なくてもいいけど気分を上げる可愛い物」は人を幸せにすると信じている事。
ママのハッピーは家族のハッピーの核になると信じている事。

この二つの理由から、当店はこれからも歯固めネックレスを通して
「ママもベビーもハッピー」と「ママもベビーも安心・安全」を両立しながら、当店の商品を使いたいと思ってくださるお客様に誠心誠意お届けし続けて行きたいと思っています。

作り手の愛と責任感を信頼していただけるように。
そしてお客様のお子様への愛と責任感を信頼して、誠心誠意お届けします。

最後に、この記事は特定の誰かを批判するためのものではなく、現在起こっている事態に対して最大限の情報を公開する目的で執筆しております。

この度、SNSという匿名性の世界の難しさと恐ろしさを身を持って体験する事となり、長い時間と沢山の想いをつぎ込んで、沢山の方のご理解とご協力を得ながらコツコツと積み上げてきたものが、思いもよらない事で一瞬で崩壊する可能性があるという事を目の当たりにしました。

私を含め、ハンドメイドの作家さん、そして認定資格団体の講師様や代表者様たちは、それぞれの信念の元で日々より喜んでいただけるものをお届けしようと努力されている事と思います。

私が実名でこの記事を公表する目的は、事実をお伝えし、たまひよオンライン様や当店の商品をご紹介下さっている他のメディア様、ご出産ギフト等で当店のネックレスをご購入くださったお客様へのご迷惑や不安感を少しでも軽減する事に加え、これ以上この件で特定の方が責められる事なく事態を収束させる事です。

最初に注意喚起を促された投稿者の方も、専門知識に基づいた冷静な注意喚起として善意の呼びかけをなされたのみであり、このような想定外の拡散の上で特定の事業者の商品や特定の団体の活動が誤解とともに拡散される事態を望んでいらっしゃらない事は明白ですので、くれぐれもこの記事を起点とした責任追及等はお控えくださいますよう重ねてお願い申し上げます。

令和元年 8月17日 
Sonrisa-Baby代表  勇上澄子

6 件のコメント

  • 贈答用に箱などにも記載するとのことですが、一度流通すると、そのままの形でおふるなどで箱に入らずに渡される場合もあると思いますよ。それにお母さんがいなくて、おばあちゃんが面倒を見ている時間とかもあると思います。そんな場合にこれ危ないから気をつけていてねと全員のお母さんが伝えるでしょうか。
    学級のプリントでも期限までに提出する人は7割、8割です。字を詳しく読んでいない、忙しくて見ない人が沢山いるのです。危険だと思います。
    今は大丈夫でも、5年後、10年後、商品は壊れるまで受け継がれる可能性がありますよ。

    • 水野華様
      この度は貴重なご意見を頂きありがとうございます。
      たしかにご指摘の通り、子供用のおもちゃはお下がりなどで譲渡される事も多く、お婆ちゃんやパパさんがお子様を見る時にお使いになるケースもあると思います。
      その際に使用上の注意を伝達されるケースはほぼないというご指摘もごもっともだと思います。
      そしてさらには、これらの文字情報を詳しく読んでいない方、忙しくて見ない方もまた、多数おられる事と思います。

      このような現状を鑑みますと、私どものようなハンドメイド販売者はもちろん、大企業が提供する商品であっても、全てのユーザーにもれなく提供者の意図通りに情報を伝えきる事はほぼ不可能である事も、認識しております。
      ただ、それは諦めて投げやりになるという意味ではなく、それであっても最大限、どのようにすれば伝わるか、より伝わる方法はないかを考え続けて行きたいと思っています。

      そして同時に、私自身は1人の母として、我が子に与えるおもちゃはもちろん、全ての安全性を確保するために、自分自身でも最大限の注意をはらいたいと考えて12年育児をしております。
      その中で、例えばお古でいただいたおもちゃや、子供用ではない身の回りの誤飲危険性のある物品の保管、子供を預ける時に何をもたせるかという判断についても、その物品の供給元が提供する情報の有無に関わらず、何かが起きた時に自分自身で気をつける事で対応して参りました。
      これはおそらく、多くの皆さまも同じ事だと考えております。

      さらには、今回はこういった側面で急にその危険性にフォーカスされる形となりましたが、ブログの中でも記載しているように、これらの商品の一部は私自身が育児期に「あったらよかったのにな」と思うものであったり、お客様からのご要望を形にする中で企画・設計をしてまいりました。
      私としては、「こんなものがあったら嬉しい」というお声もまた、大切なご意見として無視したくはないと考えています。

      そのため、ご指摘いただきました内容に同意しながらも、やはりブログの中にも記載しました通り、「事業者としては製品出荷時の安全性について様々な角度から検証・検品し、正しい使い方やご注意いただきたい点について丁寧にお伝えした後は、お客様がご自身とお子様のために最適な使用方法でお使いくださるという信頼の元でご利用を委ねる」という立場です。

      こうして皆さまからお寄せいただきましたご意見は、すべて今後の商品開発や情報発信、リーフレット等の改善に役立てさせて頂けましたら幸いです。

  • それならば、皆が納得出来る形の物をお考えになったらいかがでしょうか。
    切れにくい、という表現は曖昧すぎて怖いです。
    今は切れなくても数年後、数10年後に劣化しないとも限りません。
    それだけの思いがありながら指摘されても作り続けるのは意地でしょうか?認定講師になった方への責任があるからですか?
    今までのキャリアを捨ててでも、誰が見ても安全でオシャレなものを作ってくださった方がよっぽど素敵な生き方だと思いますよ。

    • こなな様
      この度は貴重なご意見を頂き、ありがとうございます。
      本件ツイッターで盛り上がっている状況の中、この議論を無駄なく建設的な方向に進めていくためにも、皆様からのご意見に対しては真摯に回答させて頂く必要があると認識しております。

      その上で誤解を生まないよう指摘いたしますが、私は歯固め関係のいかなる協会や団体にも所属しておりません。

      8年前にハンドメイドアクセサリーのショップを立ち上げ、その時自分自身が乳幼児育児の真っ只中でした。その頃自身の経験から(自分の必要性から)赤ちゃんに引っ張られてもきれにくい様な仕様で、特殊な強化繊維やコットンコードのネックレスを制作しており、仕上がったネックレスの強度テストを外部機関に依頼していた事もありました。8年の経験もあるため、おそらく歯固め系の協会の方に劣らない素材の耐性や作り方への知識はあると自負しておりますので、資格は取っておりません。
      また資格団体を運営するつもりも、協会ビジネスを行うつもりもありません。

      今回の炎上では、一つの方向がたまひよさんに飛び火してしまい、もう一つが認定団体さんに向かっているように思います。
      それらがこうして混同されてしまい、無関係の団体への批判までが当店に寄せられてくる事にも大変不安を感じております。

      私が今できることは、今までのキャリアを捨てるのではなく、次なるステージに昇華させる。つまり、お客様が不安に感じるのであれば、そのご意見・ご感想と私の経験を照らし合わせながらより良い商品開発に結びつける。それしか販売メーカとしての生きる道はないと思いますし、それがある意味「意地」であるかもしれませんね。

      最後に、時間を追うにつれ、炎上というものの恐さをひしひしと感じております。

  • >散々引っ張られましたがコットンコードのネックレスは切れる事なく、

    それはあくまであなたの場合だけであって、だから他の人も安心、とは言いきれないでしょう。
    長々と書いてくださったのに申し訳ないですが、あなたの経験や信念などを力説されてもなぁ…という印象です。
    正直読んでて疲れました。
    結局肝心な安全性については「私は大丈夫だった!」「これだけテストした!」ばかりだし、論理的かつ簡潔に語れておらず信用に値しないというのが私の感想です。

    • 通りすがりのワーママ様

      貴重なご意見をありがとうございます。
      私の文章力と論理的説明力の乏しさから冗長で論理性に欠ける長文のブログとなりました事をお詫び申し上げます。

      コットンコードの耐久性テストについては仰る通り「あなたの場合だけ」に相当し、このネックレスについて外部団体のテストを依頼したわけではありません。

      7年前に、より耐久性では劣る製法のネックレス(8mmコットンパールベーシックネックレス等)で外部承認機関の認証テストを受けた際に、そのネックレスの耐荷重が10kgを超えておりましたため、乳幼児の腕力で切れる可能性はないとの判断で検査には出しておりません。

      今回の件を受けまして、必要であればコットンコードメーカーにコードの耐荷重のデータ等があるかを問い合わせ、データがないようでしたら試験する事も検討しておりますので、今しばらくお待ち下さい。

      ただ、コードの耐久性が強い場合には「そんな重量まで耐えられるネックレスはもし子どもが誤って引っ掛けたらむしろ危険だ」と言うご指摘や、「いや、10年使い続けた後の耐久性は?」と言うご指摘も頂いており、経過年数別・使用頻度別のテストまでは実質的に不可能である事をご理解頂きたく存じます。

      文中でお伝えしておりますように、当店としては現在お客様に安全・安心して頂けるレベルまで商品の安全性を高め、またその内容をより分かりやすくご説明する事に今後も全力をあげていきたいと思っております。

      お客様からの厳しいご意見を受けながら、今後も成長させて頂けますと幸いです。

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